HISTORY歴史

フィルターの再利用という新発想

フィルターの再利用という新発想
EP1:はじまりは、たったふたりで、手作業で。
SmKは1985年創業。ワイヤ放電加工機(WEDM)に使われるフィルターの洗浄を請け負う事業からスタートしました。
当時は工場の担当者が手作業で洗っていて、頑固なスラッジを落とすのに丸一日かかったといいます。その手間を引き受けることで、ものづくりの助けになりたい。そんな想いからはじまった会社です。
特殊な技術があるわけではなく、現在の代表が営業をし、専務が手洗いをするという二人三脚。洗えなくなったフィルターは使い捨てるのが当たり前だった時代に「再利用」という新しい発想は驚きを持って迎えられました。
繰り返し洗えるフィルターパッケージ「MTR」の開発などもあり、その評判は少しずつ広がっていきます。

業界を変えた新構造フィルター

業界を変えた新構造フィルター
EP2:転機は、あの世界的企業との出会い。
転機が訪れたのは1991年ごろ。私たちの技術が世界的な自動車メーカーの目に留まったのです。
加工をクリーンにしながらダウンタイムを低減するMTRへの期待は相当なものでした。問題は、構造が複雑な新型フィルターの開発が条件だったこと。試行錯誤の末、私たちはこの未知の製品開発に成功。
業界に多大な影響力を持つ企業が採用したことから「フィルターは洗って何度も使うもの」という新しいスタンダードを生み出し、一躍、業界をリードする存在となったのです。
この新型フィルターの開発では特許も取得。事業は順調に拡大し、2001年には新社屋を建設。社員も少しずつではありますが、確実に増えていきました。

新しいマーケットへの進出

新しいマーケットへの進出
EP3:逆境が生み出した革新的濾過技術。
2000年代に入り、WEDM用フィルター事業が思うように伸びず苦戦します。原因は、強力な競合製品の登場でした。
その逆境を打破するため、SmKはさまざまなトライを行います。そのうちのひとつが、セラミック加工液の濾過です。
きっかけは、ある工場でセラミックのスラッジが工作機械の寿命を縮め、加工精度に悪影響を及ぼすことを知ったこと。「既存の技術が転用できるかもしれない」と、取引先の協力のもとテストを繰り返しながら実用化にこぎつけました。
実は、これが誰も思いつかなかった革新的な技術。空中に舞うスラッジによる作業環境への悪影響も一気に解決できることから、口コミであっという間に全国に広がりました。

愛知環境賞「優秀賞」を受賞

愛知環境賞「優秀賞」を受賞
EP4:創業30年、その独自技術が讃えられた日。
「環境の世紀」にマッチしたフィルトレーション事業の勢いは止まりません。フィルター・ポンプ一体型の「SGL型/FWC」では特許を取得。各工作機械に適した濾過システムをオーダーメイドで開発するなど、柔軟な対応力も強みです。
2015年には使用済み油類を新品同様に再生する「SPF廃油再生サービス」を発表。これら数々の独自技術で、同年の愛知環境賞を受賞しています。
現在もフィルターの交換時期を知らせるアプリなど、新商品の開発にも意欲的です。
80年代から「3R」を掲げ、ものづくりの現場をいかにクリーンにできるかを問い続けてきたSmK。来たるべき次世代をみつめ、今日も技術を磨き続けています。

新連携事業計画認定から「レアメタルリサイクル賞」受賞

新連携事業計画認定から「レアメタルリサイクル賞」受賞
EP5:新たなステージへ
2015年「愛知環境賞・優秀賞」受賞に続き2016年6月、経済産業省中部経済産業局より新事業の創出及び新市場の拡大を目差す企業として「新連携事業計画企業」に認定されました。
<レアメタルスラッジの回収・リサイクルを目的とした精密濾過サービスの開発・販売事業>

新連携認定に端を発し2017年10月には経済産業省が後援する資源循環技術・システム表彰に於いて、資源循環型社会の構築に貢献するところが多大であると認められ「レアメタルリサイクル賞」を受賞しました。
<精密濾過による超硬スラッジ回収・リサイクルサービス>

愛知環境賞では廃油・廃液をゼロにする革新的な濾過システムの開発が讃えられ、新連携/レアメタルリサイクル賞ではその技術を深耕させたスラッジの回収~再資源化にフォーカスされるなどSMKの取り組みは地域を越え国全体へと広がりを見せ始めています。

愛知環境賞「名古屋市長賞」受賞

愛知環境賞「名古屋市長賞」受賞
EP6:あの感動をふたたび
2019年2月14日バレンタインデー、2度目の愛知環境賞を今回は「名古屋市長賞」という輝かしい名 誉ある賞にて頂く事ができました。
SMKイズムが着実に進化を遂げていると実感する瞬間でもありました。

今から遡る事34年、ワイヤ放電加工機用のフィルター洗浄から始まり、リユース専用フィルターMTRの開発、更には新たな市場への挑戦となったFWCフィルターユニットの開発、そして今、回収したスラッジの再資源化へと “ベンチャー企業SMK”のイノベーションは進化し続けます! 世界へ羽ばたく日もそう遠くないのかもしれません。

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