プレスリリース|2021年 4月 1日
ワイヤ放電加工機で使用するイオン交換樹脂に、
これまでにない新たな機能・価値を生み出して更なるサービスを創造する事業
1998 年 サンメンテナンス工機(以下、当社)は、ワイヤ放電加工機用に使用されるイオン交換樹脂を、当時は作業者自身がボトルから詰替えしている点に着目し、ボトルごと交換するシステム(ボトル交換式)を開発しました。現在ではワイヤ放電加工機メーカーもボトルシステムを採用して同様な商品として流通するようになりましたが、その設備自体の進化に反しイオン交換樹脂はボトル交換式のまま20 数年を経ても大きな変化が無く、お客様のイオン交換樹脂自体に対する注目度は低下して行きました。さらに、市場価格競争による利益率低下、ボトルシステム故のデメリットとして、経年劣化によるボトル・部品類の買換えがメーカー側の負担としても大きく、また使用済みのイオン交換樹脂は、産業廃棄物(安定型)として処分されている負の側面もあり、多角的な視野から製品を見直す時期にありました。
本事業の根幹であるイオン交換樹脂の役割は、水道水(工業用水)を精製させることですが、現在その純水度管理は加工機側のセンサーに頼っており、ボトル自体の水質を管理するセンサーはついておりません。そのため、的確な管理(交換周期)が確立できているお客様は、当社システムを使用している取引先では見当たりません。感覚的(加工水の匂いなど)な周期などを頼りに交換目安としている例もあり、加工機側の水質管理情報をデータ蓄積しているお客様もおらず、さらに イオン交換樹脂自体の役割を本質的に理解しているお客様は多くありません。本事業では、新たな取り組みとして、ワイヤ放電加工機側のNC制御装置でのみで得ていた数値情報を、ボトル側に純水センサーを設置し純水度・水温情報を取得することで交換周期を管理します。また、Web システムから端末アプリケーションまでの一貫した開発・保守サポートまでの全工程の開発実績ある㈱Arc とCloud ネットワーク上の交換周期の可視化・在庫管理システムの簡素化を目指し、競争力強化につなげる事業に取り組みます。交換周期を見える化する事は、最適な交換時期を判断できるので、当社にとって定額制を採用することのデメリットとなる、顧客側での無制限交換要望の発生リスクを未然に防止できます。また顧客側も端末上で加工水(純水)の情報が可視化されて保守意識が高まります。そして交換周期などのお知らせサービスを作り出し、本体レンタル費・レジンバッグ使用料・支給端末費を含む、全てコミコミの定額(月額)サービスの提供により顧客ニーズを創造させる取り組みを実施致します。
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