有限会社 小林超硬研磨
製造部技術班 棚橋 功成 様
濾過システム
機材の長寿命化
作業環境改善
生産性向上
課 題
■超硬加工時に飛散するコバルトを取り除いて作業環境を良くしたい。
■研削液タンクの交換に手間がかかる
■微細スラッジによる機器への影響
効 果
■作業環境改善
■生産性向上
■フィルター交換・メンテナンス性向上
■機器の長寿命(ロングライフ)化
クライアント様情報
有限会社 小林超硬研磨
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超硬合金・ハイス(高速度綱)・PCD(ダイヤモンド焼結体)切削工具及び丸棒の研磨を行っております。
特に超硬合金の加工についてはあらゆる種類の研磨・加工に対応出来る体制を整えています。
超硬合金切削工具研磨/超硬合金ドリル研磨/機械部品加工/ハイス・セラミック研磨
センターレスグラインダー、サーフェイスグラインダー、万能工具研削盤、精密円筒研削盤、超精密複合多目的円筒研削盤
FWC(精密濾過装置SGL・精密濾過クーラント タンクユニット)
導入フィルトレーション
事業内容
使用機械
導入の経緯について
コバルトによる健康障害防止
作業環境改善を目的に濾過装置を導入
サンメンテナンス工機製の精密濾過装置やフィルターを導入していただいておりますが、
濾過の必要な理由や導入に至った経緯についてお教えください。
小林超硬研磨 棚橋様:弊社がフィルター・濾過装置を導入した理由ですが、超硬を加工する際に飛散する微細スラッジには人体に有害なコバルトが含まれているため、研削液からスラッジを取り除いて作業環境を良くすることを目的に濾過装置を導入しました。
最初は他社のフィルターや濾過装置を使用していたのですが、価格面や交換の手間などの課題を感じており、展示会でサンメンテナンス工機の精密濾過装置を知って導入することにしました。
フィルター交換について
フィルター交換の作業性が良く
交換中も加工を継続できるため
生産性が向上
サンメンテナンス工機製の濾過装置導入後の変化についてお教えください。
小林超硬研磨 棚橋様:これまでは、スラッジが溜まった研削液のタンクを二人がかりでタンクごと交換していました。
サンメンテナンス工機製のフィルター・濾過装置を導入してからは、スラッジが溜まるとフィルターを交換するだけで作業が完了するため、交換作業は一人で行えるようになり、作業性はとても良くなりました。
さらに、濾過装置を導入してタンク交換方式からフィルター交換方式に変わったことで、加工をしながらフィルター交換ができるようになりました。30分程度かかるフィルター交換作業の間も、継続して加工ができることで、生産性が向上しました。
濾過装置導入を促進する理由
生産性や機器のロングライフ化など
濾過装置導入にはメリットが多い
全ての機器へ濾過装置の導入を進めておられますが、その理由についてお教えください。
小林超硬研磨 棚橋様:環境改善だけの目的なら環境測定で悪い数値が出ているわけではないので、全ての機器に濾過装置を付ける必要は無いのかもしれませんが、環境の改善以外の生産性や機械のロングライフ化でのメリットがあるという考えから、新たに導入する機器に関しては最初から濾過装置を付けています。
超硬はダイヤモンドの次に硬いと言われる物質です。超硬を加工する際に飛散する微細なスラッジは、まるでコンパウンドのようなもので、研削液の中に削れる粉が入っているような状態になります。
この微細なスラッジが機器の摺動面に入ると、摺動面がガジガジに削れてすぐに動きが悪くなったり、固着したりと悪影響を及ぼします。そのため、長い連休の前に整備を怠ったりすると機器が固まって動かなくなることもあります。
特にタンクのポンプが固まりやすく、濾過装置を導入してからそれらの不具合が減ったのは大きいですね。
不具合が減ったことで機器の稼働率が上がったことはもちろん、ポンプの修理費用や購入費用が抑えられたなどのメリットが大きくありました。
転職して今の仕事を選んだ理由
異業種からの転職が多い中で
若手が活躍する職場に魅力を感じた
異業種から転職して小林超硬研磨へ入社されたとお聞きしたのですが、転職に至る経緯や入社の決め手になった理由についてお教えください。
小林超硬研磨 棚橋様:従業員は別の業種から来た方がほとんどですね。
私もまさにその口で、元パティシエだったんです。元々何かを作るということが大好きで、お菓子の仕事を選んだのも甘いものが好きだったからなのですが、パティシエの仕事は朝早くから夜遅くまで続き休みも少なく、長く勤めるのが難しいと考えて転職を考えました。
モノ作りがしたかったので、転職先は加工する所というのは決めていたのですけれど、小林超硬研磨の工場を見た時に本当に感動したんですよ、自分の知っている工場じゃないと思って。転職の決め手は、希望条件に合っていたこともありますが、一番良かったのは若い人が多かったことです。
社長も若いですし、従業員もすごく若い人ばっかりでいいなって思って。
工場に対するイメージと職場環境改善
濾過装置の導入を進めることで
キレイでクリーンな作業環境へ
小林超硬研磨の工場を見て感動したとのことですが工場にはどのようなイメージをお持ちでしたでしょうか。
小林超硬研磨 棚橋様:私の出身地の長岡市は工場がすごく多いんです。
近所にも工場があったのですが、本当に町工場という感じの工場ばかり中で、溶接の臭いとか鉄を加工する臭いを嗅ぎながら育ってきたので、工場は暗く汚くて臭いが強いというイメージが染み付いていました。
小林超硬研磨は全くそういう感じじゃないんです。初めて訪れた時には「すごいな、テレビで見る工場だ」と感動したほどです。
それでも環境測定を行うと、結構数値が高いところもあり、これだけキレイに見えてもやっぱり汚れてるんだなと思っていました。加工中には研削している液が舞うので、マスクしたり肌を出さないようにインナーを着たりと対策はしていますが、今以上に環境を良くするためには研削液を徹底的にキレイにするしかないですよね。
だから、「濾過機を導入する」=「環境が良くなる」というのは絶対に間違いないことだと思いますし、濾過装置の導入をどんどん進めることで、もっとキレイでクリーンな作業環境になっていくと思っています。
作業環境改善
生産性向上
フィルター交換・メンテナンス性向上
機材の長寿命化
SMKフィルトレーションへの評価
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